両省参加の農福連携スタディーツアー開催(8月3日)
農水省、厚労省の農福連携事業担当および民間でノウフクプロジェクトを
推進する13名が参加する、農福連携スタディツアーが2016年8月3日(水)
に開催されました。
昨年、埼玉県川越市などで開催したツアーに続き3回目となる今回のツアー
先は、神奈川県平塚市にある、社会福祉法人進和学園しんわルネッサンスです。
しんわルネッサンスでは、地域のJAや農家との多様な連携による6次産業化を
実践し、規格外のトマトを使ったトマトジュースの加工に取り組んでいます。
主力事業は、ホンダ車の部品組み立て加工ですが、リーマンショックの影響で
受注が減少したことをきっかけに、平成26年から農水省の6次産業化支援事業
のもと農産品加工事業に進出されています。
1次産業としての農業をするのではなく、ホンダとの取引の中でこれまでに培っ
た品質管理や作業工程の開発などのノウハウを生かし、新事業として農産品加工
の請け負いを事業化しています。このような地域の農業振興の一翼を担っている
取り組みは、地域の実情や施設の状況によって、多様な連携のあり方が考えられ
る農福連携のひとつとして大変参考になるものでした。
(文責:林正剛 一般社団法人日本基金:ノウフクプロジェクト担当)