「速く作業するには、まだまだ回数が足りない」九条ねぎの定植に挑戦!
全盲インターン生、三好里奈の『しんやさい日誌』 九条ねぎの定植はシンプルだけど「重労働」⁉︎ 作業速度に関わる「体勢」の違い 晴眼者と同じ速度で定植できない 作業ペースが遅い理由(1):中断
ノウフク・アワード2022は2月15日に表彰式が開催され、農事組合法人共働学舎新得農場(北海道新得町)と社会福祉法人ゆずりは会 菜の花(群馬県前橋市)がグランプリに輝きました。
ゆずりは会 菜の花 管理者の小淵久徳さんには、2021年度からノウフクWEBで「ノウサイドな福祉」と題し、連載していただいております。グランプリの受賞に際し、小淵さんにノウフクWEB編集部がインタビューを実施しました。
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去年(ノウフク・アワード2021)も審査員特別賞「人を耕す」をいただき、今年はその上のグランプリを目指して応募しましたが、実際に受賞となると、どエラいことになったなという感じがしています。
公表日に利用者のみなさんにお知らせしました。事前にケーキを用意して、みんなで食べました。お昼には結果が公表されると思っていたので、午前中にケーキを用意してもらったのですが、午後に公表されました。夕方、みなさん帰る前にご報告ができ喜び合えました。
驚きが多かったです。「やったー」というより「おー」という感じ。応募したことは言っていなかったので、突然、「実は応募していてグランプリなりました」という発表だったので。
「高工賃と就労支援」を掲げています。
シンプルでブレようがないというか…。「職員全員この理念に向かっているか」を常に考えて前に進んでいるので、合意が図りやすいです。例えば、作業のやり方で2つの意見があったとしても、高工賃のためどちらを選ぶか、どこで妥協するか判断できます。この理念が職員に根付いてきていると思います。逆に、理念に縛られているというプレッシャーもありますけどね。
そうですね。2015年以前は以下の3本柱で取り組んできました。
しかし、利用者さんの作業を細分化し、役割を持って分業でき、しかも売上が伸ばせるという理由から農業に一本化しました。法人としてはリスク管理のため、下請けの仕事も官公需(行政機関などが、物品を購入したり、サービスの提供を受けたりすること)の仕事も自主事業も必要で、それらを組み合わせて工賃を確保していくという方針でした。菜の花はすっかり農業に転換しましたが、農業の中で「夏作で上手くいかなかった売上を冬作で取り戻す」といったリスク管理に変化しました。
まず、農業で通年作業を生み出すには、十分な面積を要します。菜の花では、多くの事業所で採られる(農業班・加工班・内職班のような)班分けはせず、所属する23名の利用者さん全員で農業しています。ゆえに栽培面積を広げ、出荷量を増やすことが必要になるのです。
さらに、年々利用者さん一人ひとりの能力が高まってきており、前年と同じ生産量では仕事が足りなくなってしまいます。毎年1〜2月に翌年度(4月から)の作業を含む就労事業の計画を立てます。前年を振り返って必ず「この作物はもう少し作付けできたんじゃないか」とか「この作業の時に手が空いた時期ができたのでこの作物を増やそう」とか「違う作物に挑戦してみよう」という議論になります。
また、どうしても農業なので天候は問題です。プロの農家であれば、雨の日は休み、雪が積もれば溶けるまで待って作業する方がほとんどでしょう。しかし、我々が取り組む農福連携では、荒天でも利用者さんが事業所に仕事を求めてやってくるので、天候を理由に仕事をなくさないようにしています。
その工夫として、雨天時でもできる作業を組み合わせています。例えば、夏期に栽培する玉ねぎは雨が降ったら収穫できませんが、雨が降る前にたくさん収穫しておいて、雨が降った日はその出荷に専念しています。同じ時期に枝豆の収穫作業がありますが、枝豆は雨が降っていても収穫できるので、玉ねぎの出荷作業ができない場合はレインコートを着て作業できる利用者さんと職員が収穫します。このように、天候に左右されない作物を事前に用意し、途切れずに作業できるように組み合わせています。工夫により通年で作業できるようになってきました。
わざわざ重たい野菜を選んではいません。地場野菜(玉ねぎ、枝豆、ブロッコリー、長ねぎ、ほうれん草など)を地域の農家に合わせて栽培しています。ただし、地域の農家の高齢化により、重量野菜より葉物野菜などの軽量野菜を栽培するようになったり、重量野菜でも手間をかけないで大きなコンテナにごそっと詰めて出荷するようになったりしています。地域農業の移り変わりがある中で、従来のやり方ができる我々の価値は地域の野菜出荷において重要になっているかもしれません。
JAに出荷するすべての野菜は、JAの出荷規格に合う野菜を育てなければいけません。畑での収穫時に品質が良いものでなければ出荷することができませんから、畑でA品率(出荷規格に適合する野菜の割合)を高めていく工夫や努力をしています。
毎月、法人全体で農業に携わる主要職員が「農業連絡会議」を開催。法人内で同様の品目を栽培しているので、品質の管理(種の種類から蒔く時期まで)や共同出荷のすり合わせなど、情報共有し議論しています。法人を設立した前理事長が地域の農家だったこともあって、そのイズムが会議に息づいています。
23名の利用者さんのうち8〜9割は、ご家庭での調理ですら包丁を握ったことがない方ばかりでした。年齢が若かったり、代わりに料理してもらっていたりといった理由でしょう。
事業所の就労プログラムの一つに調理実習があります。元は1人でもご飯を炊いて食べられたり、お湯を沸かしてカップラーメンを作れたり、食事の自立ができるように訓練しています。実習では、包丁を使ってもらう場面があります。最初は「使ったことない」とおっかなびっくりでも、慎重に丁寧に使えるのだとわかってきます。「こんなに上手に使える方であれば、畑での収穫でも刃物を使えるんじゃないか」と職員のアセスメント(評価)の下に、作業に挑戦してもらっています。
刃物を使えるかどうか見極める基準はいくつかあります。包丁に限らず、管理機(畑を耕うんする二輪の手押しタイプの農業用機械)を使う方も増えていますが、誰でも挑戦してもらうわけではないです。職員の中で「この方にやってみてもらおう」とか「この方はまだ難しい」といった判断をしていますが、その評価基準の一つは「仕事を途中で投げ出さない」ことです。機械や刃物などの道具を使った作業は危険が伴うので、「こんな仕事は簡単だ」という態度の方より、危険だということを認識して慎重に取り扱う方を優先してお願いします。「仕事を途中で投げ出さない」方は、初めから終わりまで危険がある(特に機械を用いた)作業でも本人が心を保っていられることが多いです。
加えて、日頃の全体的な仕事の達成度を職員に見てもらっています。職員が達成度を評価して危険のある作業を任せた方はきちんとできています。
どうでしょう(笑)
「信頼していますか」と直接尋ねたことはないですが、利用者さんも職員も共に汗を流して共に働くことは重要だと思います。事業所内に農業のプロが一人もいない中でも職員が利用者さんの高工賃を達成するべく努力を重ねていることが信頼につながっているのかなと思います。
信頼の指標として適当かわかりませんが、菜の花の利用率は高いですね。農業というと世間では、3K労働(きつい・汚い・危険)だと思われがちですが、休まずに通ってくださることは、我々がやっていることの一つの評価だと思っています。
食品会社や給食センターなどで働いています。
前橋市は群馬県内では都市部ですが、障がい者就労の機会に恵まれているわけではなく、一般企業の中の障がい者雇用枠にとどまっています。
そうですね。確かに仕事の能力が高い方が就職すると同時にその戦力を失うことは、損失に思えるかもしれません。
しかし、職員が特に注力しているのは、どの利用者さんでも、どの職員でも変わらない仕事ができる仕組みづくりです。利用者さんも職員もシフト制で働いているので、特定の利用者さんや職員がいないと作業が進まなかったり、結果が左右されたりしては困ります。菜の花というチームの仕組みで(誰かの個人の能力の高さに頼るのではなくて)平均化することが非常に重要です。
就職後何年も経って疎遠になっている方もいらっしゃいますが、コロナ禍が始まる前は餅つき大会に招いて遊びに来てくださいました。
ヤジマさんのことですね。地域の農業のことを知っていて、地域の農家とつながっています。機械や自動車の整備の資格を持っています。前理事長が農家だった頃から懇意にしている〝なんでもやれるスーパーマン〟です。
その関係で、困った時は講師として助言をいただいています。齢80に近いですが、未だに相談することは多いです。
いくつか候補がある場合にどれがいいか、その作業に強いのはどこのメーカーかなど相談に乗っていただきます。法人全体として全幅の信頼を寄せています。
https://noufuku.jp/magazine/post-20220802
地元の保育所は、最初に私から「一緒に田んぼやってみませんか」とお声かけして、田植えと稲刈りを体験してもらいました。
小学校との連携はその翌年から始まりました。というのも、例年は地域の農家が小学生を受け入れていたのですが、体調を崩して受け入れが難しくなったのです。農家の方が小学校に断りを入れ、帰る途中に「菜の花ならやりそうじゃないか」と思いついて、「小学校との活動を来年からやってみないか」とお声かけいただきました。「大歓迎だけど、小学校側でOKが出れば是非」と答えると、その足で小学校へとんぼ返り。菜の花で実施することが決まったのです。もしかしたら、前年に保育所と田植えや稲刈りをしているのをご覧になって、思い至ったのかもしれません。
園児たちは利用者さんを地域のお兄さんお姉さんたちという目で見ています。小学生は登校班で通る道すがら事業所があるので、活動を毎日のように見ている子どもは多かったと思います。小学生を受け入れてから、より理解が深まっているのではないかと感じます。取組を始めてかれこれ6年。毎年5年生がやってきて、それが6年続いているので、卒業生たちは障がいのある人たちが地域の農業分野で頑張っているのを知ってくれています。
そうですね。2022年度は、4.5haのうち約2haを自然栽培で育てました。
慣行農法といっても初期の除草剤を1度使うだけで、農薬はなるべく使用を減らしています。
確かに自然栽培は難しいです。年によって収量にばらつきがあり、結果を毎年分析しながら、少しずつ改善させています。それでも収量が減ることがあります。
手間をかけている分、安心安全のお米を栽培していることを価格に反映して市場に送ることも、我々の責任の一つ。作っても、売り先がないから安くするでは意味がありません。価値を伝えて売る責任を果たしつつ、できることを続けて行きます。
2022年度はさらに1件の保育園から「やりたい」という声があって、保育所2件から子どもを受け入れました。
また、子どもだけでなく都内の企業とも連携が始まりました。カシオ計算機株式会社とは、お米を買い上げていただく「一反パートナー」の契約をしています。
さらに、自然栽培で作ったお米は順調に販売できており、思うような価格設定でも買ってくださる方や応援してくださる方が少しずつ増えてきている実感はあります。
2014年に35年間営業してきた農協のライスセンターが廃止することになりました。農協で使用していた乾燥機を、菜の花が開所時に入札し、事業を引き継ぐような形で独自のライスセンターを運営することになりました。
特長は、一軒ずつ米を個別に乾燥・袋詰めすることです。現在では、のべ60件を超える農家から発注を受けています。
ライスセンターが廃止されるのと同時にお米作りをやめようという農家がいました。しかし、別の農家から「自分のお米が食べられるから、来年から菜の花のライスセンターに持っていってみろ」と勧められました。
言う通りに持ってきて、ご自身で育てたお米を35年ぶりに食べると「美味しかった。(お米を食べた)孫も美味しいと言った」と喜んでくれました。これをきっかけに「来年もお米作るんだ」と決心。80代半ばになった(7年経った)現在でもお米を作り続けていらっしゃいます。
米作りをやめていれば、地域の農家の損失になっていましたが、ライスセンターで自分のお米を食べられることで離農を防ぐことができました。荒廃農地を再生することも重要ですが、地域の農家が元気に農業を続けられることもとても重要だと思います。
そうです。ライスセンターを利用してくださっている農家の中には、90代の方もいらっしゃいます。
品質を高めてもある一定量規格外野菜が出てしまいます。プロの農家でもゼロではないはずです。利用者さんとの活動は福祉の活動の一環ではあっても、社会経済活動の一つです。少しでもお金にならないか、少しでも無駄にしないようにできないか思いあぐねていました。
たまたま隣町の子ども食堂の取組に協力する機会があって、そこで出会った食品メーカーの方が「こんな立派なお野菜を作っているなら、規格外の野菜でも餃子が作れるからやってみないか」とSDGs餃子ができました。
小規模の農家でも個別対応したり、変わった食材を使った餃子を製造したり、独自性の強いメーカーでした。
うちの取組について聞いて、農福連携で生産した原材料で、かつ規格外野菜を美味しい餃子にしようというコンセプトで商品化しました。
本当に素晴らしいことですね。
サイズが小さかったり、一部に傷みが出ていたりするキャベツをトリミングして使っています。また、曲がったり短かったりする長ネギ、ニンニクなどを出荷し、これらを使って餃子ができました。
そうなんです。
法人内で農業に取り組んでいる事業所は、ゆずりは、エール、菜の花、かたばみ、あいりすの5つ(下記参照)あります。
年 | 沿革(共同生活援助事業所と放課後等デイサービスを除く) | 事業種別(2022年度現在) |
2006 | 前橋市に「障害福祉サービス事業所 ゆずりは」を開所* | 就労継続支援B型 |
2011 | 高崎市に「障害福祉サービス事業所 エール」を開所 | 就労継続支援B型 |
2014 | 前橋市に「障害福祉サービス事業所 菜の花」を開所 | 就労継続支援B型 |
2015 | 高崎市に「障害福祉サービス事業所 かたばみ事業所」を開所 | 就労継続支援A型(主たる事業所) |
2017 | 高崎市に「障害福祉サービス事業所 あいりす事業所」を開所 | 就労継続支援A型(従たる事業所) |
農業連絡会議以外の連携では、キャベツの共同出荷が挙げられます。冬季は農協以外に高崎市の野菜卸売業者に週5トン共同出荷しています。ありがたいことに、野菜卸売業者が決まった曜日に引き取りに来てくださいます。
菜の花だけで5トンを満たすのは難しいです。「菜の花だけで週1トン出荷するから取引して」と頼んでも、量が少なくて取引してくれません。野菜卸売業者からは、ある程度まとまった量を定期・定量での出荷を求められます。
この取引は、共同出荷体制によって求められる条件を満たしています。例えば、「金曜日出荷は菜の花で1トン出すので、火曜日出荷はゆずりはとエールが何トンずつお願いします」という協力体制で週5トンを確保しています。時には、2事業所で50ケース(コンテナ1ケースは10kg)ずつ100ケースを共同出荷することもあります。このように、定期で共同出荷できる体制を取っているので、大きな卸売業者に取引をしていただけています。
それ以外にも、農業機械の貸し借りや操作の指導などによって、それぞれの技術や知識を高めています。
都内の電機メーカー・カシオ計算機の従業員に田植えと稲刈りに来てもらい、育てたお米を引き取っていただく、自然栽培パーティの企画です。
*一反パートナー:企業・団体が自然栽培パーティ会員事業所の一反分の圃場での栽培を応援。企業・団体の皆さんが福祉施設の利用者と一緒に農作業も楽しめる企画です。この企画は、一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会が株式会社コトノネ生活(季刊『コトノネ』発行元)と連携して行っています。
この企画でありがたいのは、収量にばらつきがある自然栽培米ですが、収量に関わらず毎年同じ料金を払っていただけることです。年によっては、収穫前にお支払いいただくこともあります。工賃確保のため、経営上安定的に計算が立てられる収入源です。
福祉の活動は利用者さんと職員だけで行いがちですが、(例え年に2回であっても)一般の企業の方と触れ合う機会を、特に楽しみにしている利用者さんは多いです。利用者さんと年に数回面談をするのですが、「なんの作業が好き」と聞くと、「田んぼの作業が好き」と答える方がいます。この「田んぼの作業」というのは、カシオ計算機の従業員の方と活動する田んぼの作業のことらしいです。
都内ではできない体験ができて喜ばれます。従業員のご家族の就学前の小さな子どもたちが無邪気に頭からつま先まで泥だらけになって、田んぼの中でひっくり返っています。大人たちは微笑ましく見守り、田植えを楽しんでくださっています。稲刈りでは、刈った稲を協力して渡していく作業がありますが、非日常を味わえるようです。
カシオ計算機では、毎年従業員から体験希望者を募るそうですが、毎年いらっしゃるご家族もいます。
初めてのビールは、2019年3月に完成しました。2017年11月に菜の花が麦を栽培していることを知った方から「ビール麦を栽培してほしい」と声がかかりました。播種できるギリギリの時期だったため、急遽種を仕入れて、蒔きました。2018年5月に収穫し、仕込み。播種から2年後の2019年にできました。
菜の花(群馬県前橋市)の自然栽培で作ったビール麦と、一般社団法人イシノマキ・ファーム(宮城県石巻市)のホップを合わせて、西陣麦酒(京都府京都市)で醸造されました。麦の生産もホップの生産もビールの醸造もすべて工程に障がいのある方が携わった日本初の農福連携クラフトビールです。
農業は地域に根ざしてやるものですが、販売や製造は地域だけでする必要はありません。今まで福祉業界では、施設内で完結できる仕事や、施設外と関わりを持たない活動が多かったです。
しかし、菜の花は多くの外部の人たちとつながることで「見えない価値」が生まれています。すぐ工賃に反映されるわけではありませんが、つながりを広げたり、応援したりしてくださる方が増え、結果に現れてきていると思います。
自分たちでできることだけであれば、自分たちで責任を持てばいいですが、外部と連携するとそのニーズに応える責任が生まれてきます。ただ外部の人たちとつながるのではなく、「高品質のものづくりをしよう」、「より良いものを育てていこう」という考えにつながってくるのだと思います。
そうですね。
「マチルダさんが持つ流通経路を使ってノウフク商材を仕入れたい」と言っていただいたのは、非常にありがたいことです。実際に出荷には至っていませんが、販売先が複数あることはリスクヘッジになりますし、自分たちの野菜がどんな方にどんな形で使ってもらえているか「先がわかる流通」(例えば、JAに出荷した野菜を市場で菜の花のものを卸して飲食店へ販売するなどの独自の受発注システム)も面白いだろうと思います。
このような仕組みは発想になかったので、実現したらすごいなと思います。JAの流通ルートに一緒に乗せもらって、荷物を分けて出荷するのが現実化すると新しい展開があるのではないかと思います。
「他の野菜と何が違うかを、障がいのある方も生き生きと野菜などを栽培して世の中に送り出している価値を可視化するために、ノウフクJASなどを取ってもらいたい」という意見をいただいています。検討を重ねており、前向きに進めたいです。
農業は天候や市場価格などに大きく左右される業界ではありますが、(利用者さんに)当たり前に月5万円以上、出せる時は6万円でも7万円でも支給できる未来。安定的に工賃・賃金を支払える仕組みを作りたいです。野菜が安い年でも月5万円は出せるような仕組みです。
法人としての目標もあります。法人内の就労継続支援A型・B型すべての事業所で農業に取り組んでいますが、「農業分野の総合売上1億円」を目指しています。
個人的には、新規就農したいという熱意のある方に、菜の花を「農業をしたい若手の登竜門」にしていただくこと。数年の期限付きでアルバイトや嘱託などで受け入れ、障がいのある方とともに農業に取り組む。その経験をもとに独立してもらう仕組みを作りたいです。福祉業界の人手不足を解消し、農福連携を心得た志ある新規就農者を世の中に輩出できれば嬉しいです。
ありがとうございました。
https://noufuku.jp/magazine/category/nou-side
ゆずりは会 菜の花肥料・農薬・除草剤を一切使用しない自然栽培にて、安心安全で環境にも優しい「自然栽培 コシヒカリ」をご提供しています。 ノウフク・オンラインショップ
https://www.yodobashi.com/maker/5000027290
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1月17日(金)から、羽田空港 第3ターミナル4階「Edo食賓館(時代館)」で、「HANEDA ノウフク・ショップ」が開催されます。空港において「ノウフク」ブランドを前面に出した販売企画は、全国初の試みです。
西日本産直協議会と近畿地区知的障害者施設協会、一般社団法人和歌山県セルプセンターは、11月21日(木)に社会福祉法人青葉仁会 RIKUGOの森(奈良県奈良市)で三団体が共催する「ミニ展示会」を開催しました。
人を育てるヒントがたくさん散りばめられているノウフクの現場。人との向き合い方であったり、障がいがあってもなくてもビジネスでも教育でも子育てでもスポーツでも、人を育てる根っこは同じといったことなど、非常に多くのことに気付き学び深まり、自分の成長につながったと感じるノウフクとの出逢い。
農林水産省で開催された「ノウフクフェア」の様子を撮影した動画が「BUZZMAFF*」で公開されましたので、お知らせします。*BUZZMAFFとは農林水産省職員が、その人ならではのスキルや個性を活かして、我が国の農林水産物の良さや農山漁村の魅力を発信する動画チャンネルです。
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株式会社夢育て(東京都世田谷区)が開発した「ニコニコイン」を付録した、教材付書籍『おかねをまなぶ・つかう・たのしい!知育コインケース ニコニコイン わくわくおかねワークブック』が、11月27日(水)に河出書房新社から発売されました。
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12月2日(月)に農福連携等応援コンソーシアム主催のバイヤーに向けた商品の展示と試食サンプルの提供を行う商談会「ノウフク見本市」が渋谷スクランブルスクエアで開催されました。