「農園は古くて新しい認知症ケアの社会資源」東京都健康長寿医療センターによる公開講座 オンデマンド配信中!
近年、農福連携の裾野は広がってきており、障がい者だけではなく認知症高齢者などにも対象が拡大しつつあります。
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所は「老年学・老年医学公開講座」を開き、研究成果を広く市民に発信しています。
2021年12月に開催された第159回老年学・老年医学公開講座のテーマは「食べて、祈って、耕して~『食』と『寺院』と『農園』が創る認知症共生社会~」。講演者の宇良千秋さん(同研究所 自立促進と精神保健研究チーム 研究員)は、「耕してFarm:農園で育む人とのキズナ」と題し、新潟県上越市で実施した認知症高齢者のための稲作ケアプログラムの成果を紹介。また、開発中の都市部でできる農園プログラムの展望を示しました。
2021年2月にいたばし総合ボランティアセンターと連携し、廃校の花壇を再生した「ミニ農園」で始まった「いたばし農福連携プロジェクト」。2022年は2年目を迎え、自然薯を栽培しました。12月4日には、「いたばし農福連携キッチン」で収穫した自然薯やその料理などを販売。多様な業界が連携するイベントが実現しました。
農園がなぜ古くて新しい認知症ケアの社会資源なのか。ぜひ動画をご覧ください。
第159回老年学・老年医学公開講座/食べて、祈って、耕して~「食」と「寺院」と「農園」が創る認知症共生社会~
「耕してFarm:農園で育む人とのキズナ」
出典:東京都健康長寿医療センター公式YouTubeチャンネル
東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と精神保健研究チーム 研究員 宇良千秋
近年、農園を活用した認知症ケアが注目されつつあります。我々が新潟県上越市で取り組んだ稲作ケアプログラムでは、認知症の人の精神的健康が向上し、仲間意識が芽生えました。現在、都市部でも実行可能な農園プログラムを開発中です。
【講演集販売中】
第159回公開講座の内容をまとめた講演集をご購入いただけます。
詳細はこちらのURLをご参照ください▽
https://www.tmghig.jp/research/publication/gerontology
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第159回老年学・老年医学公開講座
・「食べてEat:食べて育む生きるチカラ」の動画はこちら▽
https://youtu.be/e10OTaAuISI
・「祈ってPray:寺院が担う共生のカタチ」の動画はこちら▽
https://youtu.be/RsrUKmY4CGQ