群馬県富岡市のパーソルダイバース「とみおか繭工房」今年度初の繭302キロを出荷!

※画像の出典はいずれもパーソルダイバース株式会社によるプレスリリース(https://persol-diverse.co.jp/news/13094/)
パーソルダイバース株式会社が運営する、とみおか繭工房(群馬県富岡市)は、今年度初となる繭302キロの出荷を行いました。この繭は同社が雇用する障がいのある社員たちによって生産されたもので、厳正な品質検査を受け、純国産の高品質な富岡シルクとして活用されています。
2017年に開設されたとみおか繭工房では現在、蚕の飼育から桑園の管理、繭の選別に至るまで、すべての工程に障がいのある社員が関わっており、その数は79名にのぼります。
繭はひとつひとつ目視で丁寧に選別され、JAからも「安定した品質」と高い評価を受けています。選別から外れた繭も、シルク化粧品の原料として活用されるなど、無駄のない仕組みが整えられています。
作業効率の向上と、炎天下での負担軽減を目的に、今年度から「ハンマーナイフモア(自走式草刈機)」を新たに導入しています。作業効率と安全性の向上を図ることで、無理のない作業環境を実現し、持続可能な養蚕を進めています。
はたらく社員の声
「最初は操作が不安でしたが、教えてもらいながら少しずつできるようになりました。桑園がきれいになっていくのは、とても気持ちがいいです。」「草刈りが効率よく早くできるようになって、体も楽になりました。」
さらに、廃棄されていた桑枝を有効活用するため、和紙にアップサイクルする取組では、社員が手漉きした紙しおりが日本商工会議所及び全国観光土産品連盟が主催する「2024年度(第65回)全国推奨観光土産品審査会」において、「在東京ブータン名誉総領事館賞」を受賞するなど、高品質な繭の生産を通じて、地元の伝統産業への貢献を果たしています。