中嶋 康博
東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授
東京大学農学部助手、大学院農学生命科学研究科助教授、准教授を経て、現職。専門は農業経済学、フードシステム論。現在、日本農林規格調査会会長。
農業(林業や水産業等も含む)と多様な人が連携することで、持続可能な共生社会をうみだす取り組みであるノウフク(農福連携等)が、全国で拡大しています。
高齢化が進み、次世代を担う人づくりや耕作放棄地の活用などに課題をもつ農林水産業においては、働き手の確保や産業の維持・発展につながるものとして。
障害がある人をはじめとする多様な人材においては、個性を活かした社会参画と役割、居場所づくりを後押しし、福祉の拡大や共生社会の推進を図るものとして。
そして、地域に暮らすすべての人にとって、生産者の顔が見える食材が食べられることや、食料自給率の向上、安心できる地域コミュニティの創出など、持続可能な生活と経済をつくり支える力になるものとして。
いま、ノウフクが生み出す価値に大きな期待が寄せられています。
ノウフク・アワード2020では、これまでノウフクを実践してきた人々や様々な取り組みに光を当てて、その事例を発掘・表彰します。そして、農福連携の輪を拡大し、新たな知恵や気づきを社会に発信していくことを目指します。
令和2年3月13日に、農林水産省をはじめとする関係省庁と関係団体が協力して設立したのが、農福連携等応援コンソーシアム(以降コンソーシアム)です。
コンソーシアムは、「耕すみんな」を応援するための団体です。
国や地方公共団体はもとより、生産者、企業、地域コミュニティ、消費者、販売者、コーディネーターなどが連携し、官民挙げて国民的な運動として農福連携等を応援することを目的に取り組みを進めています。
地域において、農業(林業や水産業等も含む)と多様な人の連携を推進し、地域活性化への貢献や、新たな価値の創出をしている団体・企業・事業所、個人など
アワードの対象となる取り組み例
詳細は、実施要領を参照ください。
実施要領をダウンロード(docx)noufuku_award_2020_yoko.docx令和2年 9月16日(水)から 令和2年 11月17日(火)まで
自薦・他薦は問いません。応募者を推薦しようとする都道府県又は市町村等がある場合は、必要に応じて都道府県又は市町村等の推薦書を応募用紙と併せてご提出ください(郵送または、エントリーより資料の添付)
推薦状をダウンロード(docx)noufuku_award_2020_suisen.docx応募のあった取組の中から、審査基準に基づき、優れたものについて以下の表彰を行います。
優秀賞の選定結果は、令和3年1月頃に、農林水産省ホームページ等において公表するとともに、受賞者に対しては、受賞された旨の通知をあわせて行います。
グランプリ及び審査員特別賞は、表彰式当日に発表します
表彰式は、優秀賞に選定された団体等を招いて、令和3年2月頃、東京都内の会場で開催します。
表彰式と併せて、受賞者と関係者との間での情報交換会(交流会)、シンポジウム等の実施を検討しています。
表彰事例については、コンソーシアム参加団体を通じてその会員や関係団体に周知するとともに、ウェブサイトをはじめ、様々なメディアを通じて広く普及に努めます。
アワードの候補を適正かつ円滑に選定するため、「ノウフク・アワード」審査委員会を設置します。
東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授
東京大学農学部助手、大学院農学生命科学研究科助教授、准教授を経て、現職。専門は農業経済学、フードシステム論。現在、日本農林規格調査会会長。
障がい者の就農に関する調査研究とそれを広めるための意識啓発、助言、講演などの活動を行う。人間と自然の多様性、そして「農」の福祉力や自然農を含めた農福+α連携に注目し、地域や人間関係まで包括した共生・共創の地域社会『里マチ』および『農生業(のうせいぎょう)』を提唱している。一般社団法人日本農福連携協会顧問、農林水産省農林水産政策研究所客員研究員、農」の機能発揮支援アドバイザー等。
聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー
「ユニバーサルデザイン」を人生のテーマとし、 (株)オリエンタルランド等を経て独立。聞こえる世界と聞こえない世界、両方を知る立場から講演、大学講師、執筆、だれもが一緒に楽しむための企画やアドバイスを、公共施設からエンターテインメントまで手がける。強みは聞こえないこと。
津田塾大学 総合政策学部 客員教授
日本農福連携協会 副会長理事
労働省(現厚生労働省)にて女性政策、障がい者政策、子ども政策などに携わる。09年、郵便不正事件で有印公文書偽造等の罪に問われ、逮捕・起訴されるも、10年無罪が確定、復職。13年から15年まで厚生労働事務次官。累犯障がい者を支援する共生社会を創る愛の基金や、生きづらさを抱える若年女性を支援する若草プロジェクトの活動に携わっている。
慶應義塾大学 環境・エネルギー研究センター特任教授
農林水産業と建設業の連携を進める建設トップランナー倶楽部の代表。建設業、農業、森林再生、防災減災、地方公共政策など幅広い分野で分野横断的な研究に取り組む。日本学術会議会員、防災学術連携体(58学会)の代表幹事。