ノウフクマガジン#39

ノウフク生産者とバイヤーの情報交換会に50超の企業などが出席
ノウフクピックアップ
NEW 2022年9月2日

ノウフク生産者とバイヤーの情報交換会に50超の企業などが出席

2022年8月24日(水)に農福連携等応援コンソーシアム主催の「第1回ノウフク座談会」が開催されました。50を超える企業・団体などから約70人が出席。ウェブ会議を併用した会でしたが、顔を見て話ができました。商材の取扱や商品開発、その他の幅広い連携として結実することが期待されます。

「ノウフク座談会」は、生産者と、食品メーカーや流通業者、飲食業者などの「買い手」との商談を実施し、ノウフク商品の販路拡大を目指す事業です。2022年度に3回(あと2回)開く予定です。2021年度に始動したノウフク・ラボから派生した企画で、より実践型に課題解決を図ります。

売り手と買い手の情報交換

初開催となった今回のテーマは「売り手と買い手の情報交換」。「買い手」に農福連携の取組とその社会的価値を理解してもらうべく、「ノウフク」のブランドコンセプトや農福連携の概要、企業とノウフク事業者との連携事例などを説明しました。

農林水産省農村振興局農村政策部都市農村交流課農福連携推進室 元木室長からは、農福連携の概要を説明。「(事業者には)SDGsやウェルビーイングなど様々な切り口で(ノウフク商品を)お使いいただく機会がある」と指摘した上で、事業者と生産者のマッチングが一つでも進むこと、また会の成功を願って発言を締めくくりました。

連携モデルを示す千房ホールディングス 小岩部長(右上)

ノウフク座談会のコーディネーターを務める、千房ホールディングス株式会社事業統括本部フードクリエイト事業部 小岩部長からは、ノウフク座談会を通して構築を目指す流通ネットワークについて、また千房の取組(職親プロジェクトやノウフクJAS商材を用いた商品開発など)を話しました。

弊社(一般社団法人日本基金)代表理事 國松からは、冒頭挨拶として「ノウフク」のブランドコンセプトについて、同 理事 木下からはノウフクJASの認証取得した足久保ティーワークスと株式会社伊藤園との取引事例について、それぞれ紹介がありました。

ノウフク生産者が商材をアピール!

シートをもとにPRする事業者

座談会の中盤では、ノウフク生産者によるPRタイムが設けられ、それぞれ商材の魅力を訴えました。出席者は熱意のこもった声に耳を傾け、真剣に資料を眺めていました。各事業者が割り当てられた時間は2分30秒。その中で、どんなメンバーが、どんな生産物を作り、どこに販売しているか。また、どんな課題があり、どんな展開を検討しているかなど、商品を見せたり、動画を用いたり創意工夫して発表しました。

PRシートの記入例(社会福祉法人ゆずりは会 菜の花)

すでにノウフクと関わる企業から取組を発表!

すでにノウフク生産者と商品開発などで連携している企業から取組事例などを発表していただきました。

株式会社八天堂ファーム 代表取締役 林様

社会福祉法人宗越福祉会と「八天堂ぶどう園」を運営する八天堂ファーム(広島県竹原市)林様は、農福連携等応援コンソーシアムのプラットフォームを生かして、全国のノウフク生産者や企業との連携プロジェクトを立ち上げたいという構想を明かしました。

同社は、ノウフクJAS認証を取得したぶどうを生産し、販売。また、そのぶどうを使ったくりーむパンを製造しています。ノウフク生産者との連携を模索する今後の八天堂ファームの動向は見逃せません。

八天堂ぶどう園

幸南食糧株式会社 地域活性化研究所 所長 橋本様

米穀卸・食品加工などを展開する幸南食糧(大阪府松原市)橋本様は、2021年10月に生産者支援の一環で84社と共同で設立したNPO法人農産物加工協会での取組を発表。農産物加工協会では、6次産業化や販路拡大で生産者を支援しており、特に農福連携事業者の支援を重視しているといいます。

就労継続支援B型施設を運営するNPO法人こくり(大阪府藤井寺市)は、四天王寺大学(大阪府羽曳野市)と共同で玉ねぎとにんじんを生産し、こくりが営むカレー店「こくりのカレー家」でそれらを用いたカレーを提供しています。農産物加工協会は、こくりと連携してレトルトカレーを開発しており、ノウフク商品の6次産業化や販路拡大が加速していきそうです。まずは幸南食糧の本社のある大阪から、支援を全国へ広げたい構え。

NPO法人農産物加工協会

有限会社きりしま産業 代表取締役 中村様

とんかつ専門店を運営するきりしま産業(兵庫県加古川市)中村様は、開発中のヴィーガンカレー「紬」について発表。カレーには、ノウフクJAS認証を取得した株式会社和光ワールド(愛媛県伊予市)のきくらげが使われているといいます。ノウフク生産者とECサイトなどでの販売や野菜の仕入れなどで協力し、「地球にやさしい、そして人にやさしい商品を使って価値づくりをしていきたい」と締めくくりました。

とんかつ きりしま

ノウフク生産者と連携した取組を発表するきりしま産業 中村様

次につながる会に

最後に、司会から「買い手」としてご出席いただいた方に感想や意見を求めました。食品を取り扱う企業のご担当者は、「(当社では)多種多彩な食材を取り扱っており、コストや味、品質などを見極めた上で、(ノウフク食材を)採用できれば、少しでも障がい者雇用に貢献できるのではと思って参加した」とお話しされました。

終了後のアンケートに基づいて、「買い手」と気になった生産者とのマッチングを進めています。取引の成約や第2回ノウフク座談会につながる初回となりました。

投稿者: ノウフクWEB編集部

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