2021年度 農福連携等応援コンソーシアム活動報告動画を公開
2021年度、農福連携等応援コンソーシアムでは、課題解決を目指すノウフク・ラボが新たにスタートしました。「異なるものとつながる力!」を合言葉に、ノウフク現場の方々やコンソーシアム会員企業、関係省の職員、学識経験者らが活発に議論を交わしました。
2021年10月より、ノウフク・ラボが始まりました!
ノウフク・ラボは、各界が連携し、対話を通じて社会課題の解決や、新たな価値創造を図るプラットフォームです。ノウフクWEB編集部では、その模様を「ラボレポート」としてお伝えして参ります。
今回は、ノウフク・ラボのプロジェクトマネージャーを努めるわたくし林から、ノウフク・ラボ キックオフミーティングの様子をレポートいたします!
目次
生まれたばかりのノウフク・ラボでは、これまでの取り組みや人との繋がりの中で見えてきた様々な課題の中から、具体的に3つのテーマにスポットライトを当て、ノウフク・ラボのテーマである「異なるものとつながる力!」の探究をすべく、具体的なアウトプットを生み出していきます。
そして、ここから生まれた気づきや価値を地域社会へと還元させ、ノウフクのさらなる推進と「地域に暮らすすべての人が、豊かで幸せに生きられる」共生社会の実現を目指します。
2021年度のノウフク・ラボでは、24の企業団体から30名の方々が〝研究員〟として参加し、企業と連携しながら具体的なアウトプットを目指します。
専門領域が異なる人と、同じ課題に向き合うことは、簡単なことのように聞こえるかもしれません。しかし、曖昧で答えのない課題に、向き合う機会を設ける決断をすることは、簡単なことではないと思います。
生まれたてホヤホヤのノウフク・ラボ。
何が起こるのか、謎に包まれている取り組みに参加されるみなさまの勇気に、圧倒されるばかりです。それと同時に、具体的なアウトプットを目指すノウフク・ラボで、異なる専門性をもつ方々が交わることで、どんな気づきが生まれるか、とても楽しみです。
先日開催されたノウフク・ラボ キックオフミーティングでは、ノウフク・ラボの実施主体である、農福連携等応援コンソーシアムの皆川芳嗣会長の開会のご挨拶から始まりました。
皆川会長は、ノウフク・ラボの発足のきっかけになった、【ノウフクアワード2020】での出来事に触れられ、「学生時代、科学実験の部屋に入り、白衣を着てビーカーやフラスコをふった、とても楽しい思い出がある。皆さんもそんなワクワク感を持って、新しいチャレンジをしていただきたい。それが、ノウフク連携の推進・社会づくりにつながると確信している」と、期待を寄せられました。
トークセッションでは、本年度の具体的な3つのテーマごとにZoomのブレイクアウトルームを作成し、各テーマのリーダー・専門企業・研究員の交流会が開かれました。
それぞれの研究員ならではの視点で、課題感やテーマにまつわるエピソード、解決に導くアイディアなどが共有されました。以下では、その一例をご紹介します。
一つ目のテーマでは、ノウフクの現場で多く聞かれるトイレの課題を持ち寄り、リサーチやプロトタイピングを行いながら、課題解決への新たな視点の探究を目指します。
課題に感じたエピソード:『使用できるトイレがないため、避難場を利用できない車椅子ユーザーの方の存在を知った。トイレは生活をする上で必要不可欠な場である一方、日常生活の中でそれほど意識しない立場の人もいると認識するきっかけになった。』
課題の共有:「トイレを近くの家に借りている現状がある」「しゃがむことができないため、利用ができない」「ポツンとした目立つ場所にあるため、恥ずかしく利用できない」など……。
二つ目のテーマでは、バイタルセンサーを使った熱中症予知検知や感情解析のモニタリング調査をノウフク現場で行いながら、IT(ウエアラブル端末)の活用の可能性を探究を目指します。
活用アイディア:「それぞれの適切な仕事内容は何か、知るために可能性を広げられそう」「ともに作業する人同士の相性がわかると、良い配置ができるかもしれない」など……。
三つ目のテーマでは、ノウフク商品の販促やブランディングの視点を磨くため、ノウフクならではの付加価値や売り方、ストーリーの伝え方を探究をし、店舗での実証実験を行います。
活用アイディア:「事業所同士のコラボ商品の開発」「事業所だよりを作成し、購入してくれる方と定期的な繋がりを構築する」「食べて、触ってもらう場の構築」など……。
〝研究員〟として、役割や立場を越えてつながる
2021年のノウフク・ラボは Slackを使って研究員同士がコミュニケーションできる環境を構築しています。
研究員のみなさんが最初に投稿するのは「自己紹介」。
それぞれの抱く関心や、好きなことなどを、写真と共に、研究員同士で共有しています。
もう、10月も下旬。
どんどん寒さが増してゆきますが、これからノウフク・ラボは熱く、暑くなりそうです!
ここまでお読みくださりありがとうございます。
みなさまもお身体に気をつけて、是非、次回のラボ・レポートも楽しみにしていただけると嬉しいです。
2021年度、農福連携等応援コンソーシアムでは、課題解決を目指すノウフク・ラボが新たにスタートしました。「異なるものとつながる力!」を合言葉に、ノウフク現場の方々やコンソーシアム会員企業、関係省の職員、学識経験者らが活発に議論を交わしました。
ノウフク・ラボ03 ショップでは、ノウフク商品の販路拡大を目指してまいりました。その成果の一つが「ノウフク営業ツール」です。この営業ツールは、全国のノウフク現場の皆様が、地域の飲食店や小売店、卸売業者などの企業をターゲットに営業活動ができるように制作されたものです。
HOW 農福連携 全国的に広がりを見せる農福連携ですが、実際に農家の方が障害のある方と働くために、また福祉事業所等が農業に取り組むために、「どのようなステップを踏んで実践していけば良いのかわからない」「障害のある方に農作業を指導することに不安を感じる」といった声も多く聞かれます。
2022年3月8日(火)に、ノウフク・アワード2021表彰式&シンポジウムが開催されました。新型コロナ感染症拡大の状況を鑑み、YouTube Liveを用いたハイブリット形式で開催されました。
ノウフク・ラボ03 ショップ 第3回ワークショップが、2月18日(金)にオンラインで開催されました。【ラボ03 ショップ】では、ノウフク商品の販促やブランディングの視点を磨くため、ノウフクならではの付加価値やストーリーの伝え方を探究しています。
ノウフク・ラボ02 ウェアラブル 第3回ワークショップが、2月16日(水)にオンライン開催されました。【ラボ02 ウェアラブル】では、バイタルセンサーを使った熱中症予知検知や感情解析のモニタリング調査をノウフク現場で行いながら、IT(ウエアラブル端末)の活用の可能性を探究を目指しています。
ノウフク・ラボ01 トイレ 第3回ワークショップが、2022年2月22日(火)にオンラインで開催されました。【ラボ01 トイレ】では、ノウフクの現場で多く聞かれるトイレの課題を持ち寄り、リサーチを行いながら、課題解決への新たな視点を探究しています。
2022年2月8日(火)に、ノウフク・ラボ中間報告会が開催されました。まん延防止等重点措置を受け、Zoomを用いたハイブリット形式で開催されました。対面の会場では、農福連携等応援コンソーシアムの皆川芳嗣会長、ノウフクアンバサダー城島茂さん、 農林水産省都市農村交流課の荻野憲一課長、そして各ラボのリーダー、ファシリテーターが参加しました。
ノウフク・ラボ03 ショップ 第2回ワークショップが、12月21日(火)にオンラインで開催されました。【ラボ03 ショップ】では、ノウフク商品の販促やブランディングの視点を磨くため、ノウフクならではの付加価値やストーリーの伝え方を探究しています。
ノウフク・ラボ02 ウェアラブル 第2回ワークショップが、12月22日(水)にオンライン開催されました。【ラボ02 ウェアラブル】では、バイタルセンサーを使った熱中症予知検知や感情解析のモニタリング調査をノウフク現場で行いながら、IT(ウエアラブル端末)の活用の可能性を探究を目指します。