2021年度 農福連携等応援コンソーシアム活動報告動画を公開
2021年度、農福連携等応援コンソーシアムでは、課題解決を目指すノウフク・ラボが新たにスタートしました。「異なるものとつながる力!」を合言葉に、ノウフク現場の方々やコンソーシアム会員企業、関係省の職員、学識経験者らが活発に議論を交わしました。
2022年3月8日(火)に、ノウフク・アワード2021表彰式&シンポジウムが開催されました。
新型コロナ感染症拡大の状況を鑑み、YouTube Liveを用いたハイブリット形式で開催されました。
ノウフク・アワードは多様で魅力的なノウフク(農福連携等)の取り組みの表彰を通じて実践者を応援し、その価値を多くの人に知ってもらい、地域社会に根づかせるため、2020年度より実施されています。
第2回の開催となったノウフク・アワード2021には、全国から205団体のご応募をいただきました。
今回のノウフク・アワードでは昨年度同様「人を耕す」「地域を耕す」「未来を耕す」という3つのキーワードを評価軸に据え、グランプリ、審査員特別賞、優秀賞が選定された他、取組年数が5年未満の団体を対象にした「フレッシュ賞」、高齢者や生活困窮者等を含めより多様な方が活躍できる取組を実践していたり、水産業や林業、地域の伝統産業との連携を進めている団体を対象にした「チャレンジ賞」が選定されました。
ノウフク・アワード2021では、25団体が受賞されました。
受賞された団体の詳細はこちらからご覧いただけます。
また、審査員は以下5名です。
グランプリを受賞された、静岡県浜松市の「京丸園株式会社」の鈴木 緑さんと、京都府京田辺市の「さんさん山城」の植原 優さんに取り組みのご紹介をいただきました。
京丸園株式会社は、16~85歳という幅広い年齢の94名(うち障害者22名)が働く農園です。
一人一人の障害特性に合わせて作業を切り分けたり、働きやすさをサポートする治具や機械を導入され、多様な人が働ける環境を実現されています。障害がある人を受け入れることで、女性や高齢者も働きやすい農園に変わり、農園で働いてくれる人が増えていったのだそうです。
「ユニバーサル農業に取り組む中で、ビジネスでも本当の意味での多様性があることで強靭さや収益性が生まれる」
という京丸園の在り方は、農業者や福祉事業所にとどまらず、これからの企業が目指すべき一つの大きな指標になり得るものです。
京丸園の取組については、マイナビ農業のこちらの記事でも詳しく紹介されています。
さんさん山城は、ろう者難聴者が80%を占める福祉事業所で、宇治茶や京都の伝統野菜の栽培、食品加工などに取り組んでいます。また、「地域にひらかれた事業所」を目指し、採れたて野菜のランチを提供するカフェは地域の人でいつも賑わい、地域のハブのような存在になっています。
さんさん山城で働く方々が児童養護施設の子どもたちに食育や職業体験の機会を提供するプロジェクトに関する動画を放映し、支援する側/される側の垣根を超えたさんさん山城らしい取組みが紹介されました。
また「障害の有無にかかわらず、裕福か否かにかかわらず、全ての人は同じ社会のメンバーである。しかし、社会はまだまだ平等ではないかもしれない」と問題提起し、
「さんさん山城で働く人たちは、手話で喧嘩し、手話で助け合いながらお互いに仕事を進めている。私は手話に誇りを持っています。手話は私の宝物」と語られた姿が印象的でした。
さんさん山城の取組も、マイナビ農業の記事で詳しく取り上げられています。
ノウフク・ラボは、各界が連携し、対話を通じて社会課題の解決や、新たな価値創造を図るプラットフォームです。
ノウフク・ラボの成果発表は以下のリンクからご覧いただけます。
トークセッションでは、事前に受賞された団体に向けた質問を用意し、その質問に答えていただく予定でしたが、ファシリテーションを担当した濱田健司審査員によるアドリブの進行で、ライブ感溢れる展開になりました。
登壇者
【グランプリ】さんさん山城より植原 優様(手話通訳:田中 容子様)
【グランプリ】京丸園株式会社より鈴木 緑様
【審査員特別賞「人を耕す」】社会福祉法人ゆずりは会 菜の花より小淵 久徳様
【審査員特別賞「地域を耕す」】特定非営利活動法人立野福祉会 障がい者就労トレーニングファーム チャレンジド立野より後賀田 一則様
【審査員特別賞「未来を耕す」】株式会社菜々屋より松原 克弘様
※【審査員特別賞】安芸市農福連携研究会 はご事情によりご欠席。
「社会情勢が不安定なちょうどこの時期に、公平・平等について考えるきっかけとなるシンポジウムがある意義を感じた」といった審査委員のメッセージで幕を閉じました。
今回の表彰式・シンポジウムではノウフクアンバサダーの城島茂さんも参加されていましたが、その様子はまた後日、レポートします!
ノウフク・アワード2021表彰式及びシンポジウムの様子は、後日YouTubeの「ノウフク公式チャンネル」でアーカイブされる予定です。
2021年度、農福連携等応援コンソーシアムでは、課題解決を目指すノウフク・ラボが新たにスタートしました。「異なるものとつながる力!」を合言葉に、ノウフク現場の方々やコンソーシアム会員企業、関係省の職員、学識経験者らが活発に議論を交わしました。
ノウフク・ラボ03 ショップでは、ノウフク商品の販路拡大を目指してまいりました。その成果の一つが「ノウフク営業ツール」です。この営業ツールは、全国のノウフク現場の皆様が、地域の飲食店や小売店、卸売業者などの企業をターゲットに営業活動ができるように制作されたものです。
HOW 農福連携 全国的に広がりを見せる農福連携ですが、実際に農家の方が障害のある方と働くために、また福祉事業所等が農業に取り組むために、「どのようなステップを踏んで実践していけば良いのかわからない」「障害のある方に農作業を指導することに不安を感じる」といった声も多く聞かれます。
2022年3月8日(火)に、ノウフク・アワード2021表彰式&シンポジウムが開催されました。新型コロナ感染症拡大の状況を鑑み、YouTube Liveを用いたハイブリット形式で開催されました。
ノウフク・ラボ03 ショップ 第3回ワークショップが、2月18日(金)にオンラインで開催されました。【ラボ03 ショップ】では、ノウフク商品の販促やブランディングの視点を磨くため、ノウフクならではの付加価値やストーリーの伝え方を探究しています。
ノウフク・ラボ02 ウェアラブル 第3回ワークショップが、2月16日(水)にオンライン開催されました。【ラボ02 ウェアラブル】では、バイタルセンサーを使った熱中症予知検知や感情解析のモニタリング調査をノウフク現場で行いながら、IT(ウエアラブル端末)の活用の可能性を探究を目指しています。
ノウフク・ラボ01 トイレ 第3回ワークショップが、2022年2月22日(火)にオンラインで開催されました。【ラボ01 トイレ】では、ノウフクの現場で多く聞かれるトイレの課題を持ち寄り、リサーチを行いながら、課題解決への新たな視点を探究しています。
2022年2月8日(火)に、ノウフク・ラボ中間報告会が開催されました。まん延防止等重点措置を受け、Zoomを用いたハイブリット形式で開催されました。対面の会場では、農福連携等応援コンソーシアムの皆川芳嗣会長、ノウフクアンバサダー城島茂さん、 農林水産省都市農村交流課の荻野憲一課長、そして各ラボのリーダー、ファシリテーターが参加しました。
ノウフク・ラボ03 ショップ 第2回ワークショップが、12月21日(火)にオンラインで開催されました。【ラボ03 ショップ】では、ノウフク商品の販促やブランディングの視点を磨くため、ノウフクならではの付加価値やストーリーの伝え方を探究しています。
ノウフク・ラボ02 ウェアラブル 第2回ワークショップが、12月22日(水)にオンライン開催されました。【ラボ02 ウェアラブル】では、バイタルセンサーを使った熱中症予知検知や感情解析のモニタリング調査をノウフク現場で行いながら、IT(ウエアラブル端末)の活用の可能性を探究を目指します。